家づくりのコンセプト

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材質について

断熱材の材料として使用されているのは以下のものがあります。

ウレタン・ポリスチレン(石油系断熱材)

現場で発砲し壁の内部にエアーにて充填するタイプのものと、板状に形成されたものを壁の内外部に張り付けるタイプのものがあります。難燃性材料とされており発火点は低いものの、石油製品であり一旦火がつくとその後は燃え広がります。火の回る可能性の低い、一階床下の断熱以外はあまり使用したくない材料です。

グラスウール・ロックウール(無機質繊維系断熱材)

名前のとおり、ガラスや石(ロック)を繊維状に加工した断熱材です。不燃性で燃えることはありません。断熱性能についても高性能の製品を使用すれば他の材料とも遜色ありません。
最大のメリットはそのコストパフォーマンスです。特にグラスウールは、材料自体も最も安価であり、施工も比較的簡単です。材料、工事を合わせた費用面においては群を抜いてローコストとなります。欠点は一度結露や浸水により水に濡れてしまうとその断熱性能がなくなってしまう事です。

セルロースファイバー(天然繊維系断熱材)

新聞紙が原料です。日本では配布されなかった新聞紙を利用しています。新聞紙を細かく砕きホウ酸を混ぜ合わせます。ホウ酸を混ぜるのは燃焼性を抑えるためです。セルロースファイバーは準不燃材に指定されており燃え上がることはありません。ただ、新聞紙自体がパルプを主原料としているため有機質であり高温では炭化してしまいます。ただ、火災等では内部まで火が通るには相当の時間がかかり、セルロースファイバーの層がむしろ防火の働きをします。その他の長所、短所をそれぞれ記載します。

1. 調湿作用があります。
石油系断熱材では調湿作用はほぼ期待できず、無機質繊維とは異なり
天然繊維は繊維自体に凹凸があり、水蒸気が入り込みやすくなっています。
壁の内装材と外装材に通湿性能がある場合には部屋内の湿度を調節してくれます。

2. 防音性能があります。
他の断熱材と比較すると吸音性に優れています。
繊維の凹凸と繊維間の細かい空気層で吸音されるからです。

3. 防虫作用があります。
ホウ酸に防虫作用があるためゴキブリなどの節足動物類(昆虫など)は
繁殖しにくくなります。

短所

性能上の短所はないと考えています。
ただし、断熱工事を施工する業者の能力により断熱性能は大きく変わります。
よく報告されているのがセルロースファイバーの充填が不十分で全体が沈下し、壁の上部に空洞ができてしまうケースです。空洞部分は全く断熱性能が無く、逆に壁内結露の原因となってしまいます。セルロースファイバー施工に関しては、実績があり信頼のできる業者に依頼することをお勧めします。
また、セルロースファイバーに限らず断熱材を壁中に充填して施工する場合は電気配線を施工後に移動させるのが難しくなります。コンセントやテレビなどの位置は施工前に十分に検討しておく必要があります。

断熱工法と24時間換気

断熱の工法は大きく3つに分かれます。

外張り断熱工法:壁の外部に断熱材を貼り付ける工法壁内断熱充填工法:セルロースファイバーのように壁中に断熱材を吹き込み充填する工法壁内断熱はめ込み工法:整形された断熱材を壁中の柱の間にはめ込む工法

外張り断熱工法は屋内の高気密と24時間換気が必須条件となります。高気密とは、言ってみれば大きなビニル袋に閉じ込められた状態です。湿気、人の呼気などの生活排気の逃げ場がありません。だから24時間の機械換気が必要になってくるのです。
換気システムの不具合や停電があれば機能しなくなります。
機械設備に頼らなければならない断熱工法には疑問を感じてしまいます。

 

セルロースファイバーの壁内断熱では壁の透湿を前提としています。
湿気が断熱材によって調湿され外部にも放出されます。強制的に給排気を行うものではなく湿気が壁を伝って移動してくれます。自然に近いやさしい動きです。

 

セルロースファイバーについて詳しく知りたい方は
有限会社 ゼットテクニカ社長 山本 順三氏のホームページ

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