家づくりのコンセプト

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クロス(壁紙)

一般的にカタカナではクロス、漢字では壁紙と表記されています。
英語で(CLOTH)とは布や織物を意味します。
日本語の壁紙という言葉からは原材料が紙(木質系)であるかと連想してしまいます。
 
しかし、その主原料はそのどちらでもない塩化ビニル、すなわち石油製品で、クロス(布)でも紙でもありません。ここでは以下、ビニルクロスと呼ぶことにします。


 

内装仕上げ材の材料としてビニルクロスは圧倒的なシェアを占めています。その理由は・・・
  1. 施工費用が安い。 他の内装仕上げ材の半分もしくは1/3以下の費用で施工が可能。
  2. 施工性が高く工期も短い。 施工は比較的容易で、施工者による仕上がりに大きな差は出ない。
  3. ひび割れに強い。 弾性であるため収縮性があり、クラック(ひび割れ)の発生が少ない。
  4. 補修も容易である。 クラックやめくれが発生した場合でも補修や張替えが簡単。
  5. 汚れに強い。 ビニル素材であるため水を通さず、汚れをふき取りやすい。
  6. デザイン、種類が豊富である。 製造メーカーも多く、選ぶのが大変なほど種類が多い。

最近では紙(パルプ)などの天然素材を混ぜた製品、そして高価格品では織物素材のものも販売されています。また、機能面でも調湿性や通気性をアピールしたものもあります。
ただ、本物の天然素材とビニルクロスを比較すればそれらの性能は明らかに劣っており、カタログに謳われている性能について過度の期待は禁物です。
ただ、ビニルクロスはコストパフォーマンスに圧倒的に優れています。
内装仕上げ材の機能(通気性、吸湿性、抗菌性など)にこだわらない場合や、居室内のデザインを重視する場合には適した素材だと言えます。

和紙

“わし”とも“わがみ”とも呼ばれています。
楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などが主原料で100%天然素材です。
(写真 : 内装和紙)
最近は種類も豊富になり、ビニルクロスでは表現できない柔らかな風合いが特徴です。
また、機能面では通気性、調湿性にも優れています。
高知県産の土佐和紙が有名です。
紙といえども繊維質が縦横にしっかり絡んでおり、厚みもしっかりあり、すぐに破れてしまうような材質ではありません。


施工方法はビニルクロスとほぼ同じですが、和紙はビニルクロスのように継ぎ貼りができず、重ね貼りとなります。費用面では、ビニルクロスよりは高くなりますが、次に紹介する塗布型内装材と比較すれば安価です。ただ、建築基準法上の防火認定を取っていないものが多く、使用箇所が制限される場合があります。

塗布型内装仕上げ材

内装下地材の上にローラーや噴霧(吹きつけ)により塗布する内装仕上げ材です。

種類もさまざまで、特に最近は天然素材を主原料とした製品が多く販売されています。
 
ここでは代表的な仕上げ材をご紹介します。

チャフウォール

ホタテ貝殻を主原料としています。ホタテ貝殻のもつ抗菌、調湿、消臭機能が特徴です。
ホタテ貝殻そのものに凝固性は無いのですが、接着剤には人体、環境に安全とされている酢酸セルロースを使用しています。また、メーカーの実験結果では有害物質を低減する効果もあることも証明されています。

薩摩中霧島壁

九州南部に堆積する火山灰(シラス)を主原料としています。シラス粒子は多孔質で、吸湿性、消臭性に優れています。シラスそのものも凝固性は無いのですが、海草や食品由来の100%天然素材の接着剤を使用しています。大きな特徴として内装下地材が石膏ボードの場合、シーラー処理(下地処理)が不要であり、化学製品の使用を極力排除するよう工夫されています。

プラネットウォール

ドイツで長年愛用されている内装材で、天然の大理石、珪石の粉末に石灰成分を混ぜています。石灰成分そのものが凝固するためその他の接着剤は含まれていません。
透湿、吸湿作用があり、また高アルカリ性により防カビ効果もあります。

塗布型漆喰

消石灰を主成分とします。漆喰は日本の伝統素材として古くから使用されており、その吸湿性、防カビ性が特徴です。塗布型漆喰は従来の左官仕上げの材料を施工性の高い塗料形態にしたものです。漆喰(消石灰)そのものに凝固性があります。ただし、施工性を高めるために一部合成樹脂を含んだ製品もあります。

珪藻土塗り壁

色々なメーカーが販売しており、珪藻土自体の品質も多種多様です。珪藻土そのものに接着性(凝固性)は無く、固めるには接着剤が必要です。
珪藻土の含まれる割合、接着剤の種類を公表していないメーカーも多く、珪藻土を使用する場合には成分等を十分に調べる必要があります。

羽目板

フローリング(床板)に使用した材質と同じ種類の素材で壁や天井を仕上げます。
羽目板に無垢材を使用した場合は調湿/透質効果が期待できます。
 
費用面では少し高くなりますが、節のある材を使用したり、アクセントとして腰壁として使用するなどの工夫で費用を下げることができます。


 

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