社長の家づくりブログ

社長の家づくりブログ

すがおの家 床構造と構造用合板

2015年1月17日

小西様邸 床下地材すがおの家 二階の床構造です。

この床構造が”すがおの家”,最大の特徴です。

縦横に組み合わさって見える材が、梁(はり)と呼ばれ、壁、柱など垂直方向からかかる荷重を支えています。

梁と梁はボルトで緊結していますが、それだけでは平行剛性を保つことができません。

そのままでは、地震や風圧などで、垂直に組み合わさっている材が平行四辺形に変形してしまいます。

従来の在来工法では、写真の右手中ほどに見られる斜めの材、火打ち材を梁の間に組み入れることで、平行剛性を確保してきました。

しかし昨今,住宅に、より高い耐震性能を求められるようになり、この火打ち材だけではその基準を満たすことができなくなってしまったのです。

そこで登場したのが、構造用合板と呼ばれる材料です。

構造用合板にも色々と種類がありますが、その製法は木材を薄くスライスし、それを接着剤で張り合わせる、いわゆる工業製品なのです。

そして、その接着剤には微量ですがホルムアルデヒドが含まれています。

実は、自然素材や無垢材を謳った家造りも、残念ながらほとんどが構造用合板を使用しています。

なぜ構造用合板を利用するのか、理由はいろいろあります。

一番大きな理由はその価格です。原料に使用する材種にもよりますが、一旦、材をスライスしたり、細かく粉砕するので、一本一本の材そのものの品質やグレード(節のあるなしや、材の目や太さ)に高いものが要求されません。 また、一般流通品なので、大量生産され生産コストも低いのです。

次にその剛性(強さ)です。接着剤で固められているので、非常に強い材料です。

そして施工性です。これは建築コストにも反映されます。床に貼る構造用合板の大きさは畳一帖大で、建て方の際には、工場で図面の寸法にあらかじめカットされてた材を床に貼っていく (くぎで留める) だけの作業となり、大工さんの手間も少なくてすみます。

また、工業製品なので品質のバラつきも少なく、完成後に材が反ったりすることもなく、引き渡し後のクレームも少ないのです。

すがおの家 を手掛ける前のわたくしどもの”国産木材を使った家造り”ではJ-パネルという構造床材を使用していました。

この構造材は、国産材の三層の積層(構造用合板は薄くスライスしたものや粉砕したものを接着剤で固めている)から作られており、ホルムアルデヒドを含まない水性高分子-イソシアネート系接着剤を使用しています。

そして、今回すがおの家では、明月社 山岸 飛鳥設計士の提案により、床構造材も国産無垢材で仕上げる工法にたどり着きました。

幅135ミリ 長さ900ミリ 厚さ30ミリの国産杉材を一枚一枚留めていく工法です。

一般の木造在来工法の流れとは真逆の仕様と施工方法ですが、この工法で接着剤を使わない構造、”すがおの家”の理念にたどり着きました。

Copyright (C) 2014 Baba House Industry. All Rights Reserved.